★外国人材の声を聞く|定期面談で見えてくる仕事の悩みと成長★
外国人雇用を検討中の企業の皆さま
技能実習制度や特定技能制度では、外国人材が適切な環境で安心して働くことができるよう、受け入れ後も定期的に状況を確認することが求められています。
例えば、特定技能1号では外国人本人とその監督者に対する定期的な面談が定められており、技能実習制度でも監理団体による訪問指導や監査、相談対応などを通して、実習状況や生活状況を継続的に確認しています。
弊団体でも、こうした制度上必要な確認に加えて、外国人材が抱えている小さな悩みや変化にもできるだけ早く気付けるよう、定期的に面談を行っています。
では、実際の面談ではどのような話をしているのでしょうか。
仕事の悩みから人間関係、生活、休日の過ごし方まで、弊団体が普段どのようなことを外国人材と話しているのかを、2回に分けてご紹介します。
仕事編|定期面談で聞く仕事の話3選
来日直後は、日本語や職場のルールが十分に理解できないことから、「指示の内容が分からない」「うまく質問できない」といった悩みが多く見られます。「来日直後に戸惑いやすいこと」として前回の記事にまとめておりますので、是非ご覧ください(^^)
日本での生活や仕事に慣れてくると、面談の内容にも少しずつ変化が見られます。

教えた通りに作業してくれないし、何度言っても同じ間違いをする。できるだけ日本語で話すように伝えても、後輩同士ではずっと母国語で会話をしているので、日本語もなかなか上達しない。
後輩教育についての相談を聞いていると、外国人材本人が「教え方」そのものを学ぶ機会が少ないのではないかと感じることがあります。
実際の現場では、作業手順を伝えるだけでは、なかなか思うように進まないこともあります。その結果、「教えたのに、なぜできないのだろう」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そんなときは、「なぜ同じ間違いが起きるのか」「この作業の目的は何なのか」といった視点から考えてみることで、問題の見え方が変わることがあります。
単に作業方法を伝えるだけでなく、相手の理解度を確認したり、目的や理由まで含めて説明したりすることも、人材教育では大切な考え方のひとつです。
技能実習生や特定技能外国人の中には、若いうちに来日し、日本で初めて本格的に働くという方もいます。そうした外国人材が、教えられる立場から後輩を指導する立場へと変わる際には、作業内容だけでなく、「どのように教えるか」という考え方もあわせて伝えていくことが重要だと感じています。

特定技能Bさん
自分の方が大変な仕事を任されているのに、周りと給料が同じなのが不満。モチベーションが続かない。
本人からすると、任される仕事が増えたり、責任のある業務を任されたりする中で、それが給与や評価にどのように反映されているのか分からないことが、不満につながる場合もあります。
こうしたすれ違いを防ぐためにも、仕事の習熟度や担当業務、役割、勤務態度などについて、一定の評価基準を設けておくことは一つの方法です。
「何ができるようになれば評価が上がるのか」「どのような点を見て評価しているのか」が本人にも分かるようになると、納得感が生まれやすく、仕事への意欲にもつながります。

技能実習生Cさん
入社したばかりの頃は毎日怒られてばかりだったが、仕事で褒められることが多くなり、休みの日も一緒に出かけるようになって、とても嬉しい。
面談では、悩みや困りごとだけでなく、「最近うれしかったこと」についても聞くようにしています。「新しい仕事を任せてもらえた」「上司に褒めてもらえた」「日本人の同僚と話せるようになった」など、仕事や生活の中での前向きな変化を聞けることもあります。
こうした話からは、本人の成長だけでなく、企業さまが日頃どのように接してくださっているのかが見えてくることもあります。
まとめ
前回の”外国人が来日直後に戸惑いやすいこと”と比べ、働く期間や経験を重ねるにつれて、悩みや相談内容も少しずつ変化していきます。
今回ご紹介した内容の中には、日本人でも同じように悩むことがあるものも多くあります。外国人だからこその悩みだけではなく、働く人であれば誰もが感じる可能性のある悩みとして捉えていただくことも大切です。
また、事前に職場でできる工夫や対策もありますので、本記事が外国人材を受け入れる企業さまにとって、少しでも参考になれば幸いです。
外国人材本人、企業さま、そして私たち監理団体がそれぞれの立場で協力しながら、より良い職場環境をつくっていくことが大切だと考えています。
次回は、定期面談で実際に寄せられる生活面の相談についてご紹介します♪
お気軽にお問い合わせください。093-967-3128受付時間 9:00-18:00 [土日、祝日休み]
お問い合わせ お気軽にお問い合わせください。